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高出力化に向けた共振器を利用した仮想陰極発振器の特性評価
○中村 吏・青木 希・山森愁一郎・大橋隼人・伊藤弘昭(富山大学)
仮想陰極発振器は、相対論電子ビームの空間電荷効果を利用して仮想陰極を形成し、その振動と相対論電子ビームとの相互作用からマイクロ波が発生するものである。大電力マイクロ波の発生装置として、想陰極発振器は他の装置に比べ構造が簡単で、高出力のマイクロ波発生が可能である。しかし、マイクロ波変換効率が低いことから、効率改善に向けた研究が進められている。仮想陰極発振器によって生成されるマイクロ波の広い出力周波数帯域は陰極材料や陽極と陰極の距離により狭帯域化できるので、本研究では、その周波数に合わせた共振器を組み込んだ実験を行い、マイクロ波の特性評価をした。