電気学会全国大会講演要旨
2-002
エナメル線ツイストペアにおける部分放電の印加電圧周波数依存性
◎橋本祥斉・岡本達希(東北大学)
本研究では、エナメル線ツイストペアでモータ巻線における部分放電劣化を模擬し、まず異なる課電周波数における放電発生頻度、最大放電電荷、あるいはφ-q分布やその歪度Sの周波数依存性を測定し、長期荷電試験の初期特性の比較を行った。部分放電頻度や最大放電電荷については印加電圧周波数依存性が200Hzまでと500Hz以上データに大きな差が見られたことと、ϕ-q分布と、その歪度S+ やS- では50Hzのデータが他の周波数のデータと大きく異なる様子が見られた。今後、多数のデータ集積を行い信頼度の高いデータ解析を行う必要があることが判明した。