電気学会全国大会講演要旨
2-008
モールド変圧器の交流部分放電特性における雷インパルスプレストレスの休止期間依存性
◎稲冨篤志・松尾賢介・丸山裕史・小迫雅裕・匹田政幸(九州工業大学)・飯田和生・梅村時博(三重大学)・中村勇介(東芝)・前田照彦・東山雅一(東芝産業機器システム)
雷インパルス耐電圧試験は機器のサージ絶縁性能を保証するために多くの機器で行われている。一方,その試験によるプレストレスが他の絶縁性能試験結果に影響を与えてしまうことが懸念される。モールド機器に対し雷インパルス耐電圧試験等でプレストレスを課した際,その後の部分放電(PD ; Partial Discharge)特性が大きく変化する場合がある。前報(1)では6.6 kV級モールド変圧器に標準雷インパルス60 kVを印加し,その前後の交流PD特性の比較を行った。今回,インパルス電圧印加後の休止時間(Rest time)を変化させ交流PD特性を比較検討したので報告する。