電気学会全国大会講演要旨
2-010
IEC(b)電極での部分放電特性の周波数依存性
◎舩坂昇平・岡本達希(東北大学)
本研究では、発散性電界下における部分放電現象について、試験用電極として主たる物のひとつであるIEC(b)電極を用いた場合の周波数特性の解明を目指している。部分放電現象の解明には、1サイクルあたりの放電発生回数nや最大放電電荷量qmax、印加電圧の位相角φに対する放電パルスの平均電荷qを示すパルス平均φ-q分布、パルス平均φ-q分布の非対称性を定量的に評価する指標である歪度Sφといった特性量が使用される。本稿では、IEC(b)電極を用いた部分放電測定回路を作成し、各種放電特性量について周波数特性の測定を行った。結果、周波数による特性量の変化を確認することができた。