電気学会全国大会講演要旨
2-013
マイクロ波センサを用いたフィン付き全閉形高圧電動機の部分放電監視適用事例
杉浦知幸(デンソーファシリティーズ)・◎宮本英敏(豊田自動織機)・古市八郎・大神 満(川北電気工業)・濱本 修・兼田吉治(東芝三菱電機産業システム)
GHz帯の電磁波を検出するマイクロ波センサを用いた運転中部分放電(PD)監視技術を、主として点検窓のある構造或いはセンサ取付窓を追加して、高圧電動機の運転中PD監視を行い、絶縁診断及び保全業務に適用してきた。今回、点検窓のないフィン付き全閉構造機種において、ケーブル線引き出し穴から機外に漏洩する電磁波を、端子箱蓋部に穴を空けて絶縁板で覆い、センサを取付けて放電監視する方法を検討した。その結果、従来と遜色ないPDの監視が可能であることが確認され、フィールドへの適用も開始したので、検出方法および評価結果について報告する。