電気学会全国大会講演要旨
2-019
蛍光体を充填した電気絶縁材料のトリーイング破壊時間(2)
○原川 崇・廣島 聡・澤 史雄(東芝)
蛍光体を充填した樹脂は電気絶縁寿命が向上する結果が得られた(平成27年電気学会全国大会既報)。ただ、特性のばらつきが大きくその安定化が課題だった。従来の材料を調査したところ、樹脂中の蛍光体は特性をばらつかせると考えられる凝集や界面剥離が起こっていた。今回、樹脂中の蛍光体のばらつきを向上する取り組みを行い、得られた材料で電気絶縁寿命特性を評価したところばらつきを抑制できた。本報では、この内容に関する実験結果と考察を紹介する。