2-021
エポキシ溶液中の各種無機粒子の電気泳動方向の違い
◎下河内 侑・小迫雅裕・匹田政幸(九州工業大学)・北辻有貴・安岡孝倫・武井雅文(東芝)
我々は電気泳動現象を利用した傾斜機能材料の創製を検討している(1)。本報では、エポキシ溶液中に充填した無機粒子の電気泳動現象を把握するために、試料に直流電圧を加えた状態で直接観察を行った。電気泳動現象による粒子移動方向の違いを、比誘電率の異なるアルミナ、チタニア、シリカの3種類の粒子について,ならびにアミン系と酸無水物系の2種類の硬化剤において比較検討したため、その結果を報告する。