電気学会全国大会講演要旨
2-033
パルス電極移動による3次元空間電荷分布測定
○福間眞澄(松江工業高等専門学校)
空間電荷分布測定は,電力機器や電力ケーブルなどの絶縁材料の評価や材料開発などに広く用いられている。1996から2006年にパルス静電応力(PEA)法を用いた三次元(3D)空間電荷分布測定装置がいくつか開発された。これらの開発された装置は試料の断面ごとの空間電荷分布が測定可能な装置である。しかし,これらの装置は,音響レンズや複数のアンプを使用するなど比較的高価な装置となる。ここでは,安価な3D空間電荷分布測定装置を実現する方法について装置を試作してその可能性を調査した。