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清霧中の部分放電によるシリコーンゴムの劣化に関する基礎検討(第4報)
◎上田史人・北村直也・水野幸男(名古屋工業大学)
高電圧屋外用がいしの絶縁材料として、従来までは磁器やガラスなどが使用されてきたが軽量性などの長所から海外では高分子がいしが用いられるようになっている。代表的な高分子の絶縁材料としてシリコーンゴムが挙げられる。シリコーンゴムは軽量性や撥水性の自己回復といった長所もあるが、屋外での長期使用は経年劣化が伴う。そこで、劣化の主な要因である部分放電に着目し、添加剤の量や表面処理方法の異なる5種類の試料に電圧を印加して部分放電を発生させて加速劣化試験を行い、漏れ電流・表面粗さ・表面の撥水性・試料表面のpHを測定し、比較検討を行った。