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イオン液体を用いた電気二重層キャパシタのインピーダンス分析
○熊谷誠治・向谷地晃司(秋田大学)・田島大輔(福岡工業大学)
イオン液体は不揮発性および不燃性といった性質から,電気二重層キャパシタ(EDLC)の電解液として期待されている。本研究では,細孔構造の異なる電極活性炭を有するEDLCに電解液としてイオン液体を使用し,イオン液体と活性炭の界面に形成される電気二重層に対するインピーダンス分析を行った。マイクロポーラス構造の活性炭は,メソポーラス構造の活性炭と比較して,吸着に起因する容量の比率が小さかった。また,そのバルク電解液抵抗および拡散抵抗は小さいが,界面抵抗は大きかった。イオン液体は粘性が高いため,カチオンおよびアニオンの移動が,活性炭の細孔構造の影響を大きく受けた結果,電気二重層の抵抗容量特性が大きく変化した。