電気学会全国大会講演要旨
2-102
Nd-Fe-B系焼結磁石における熱と圧縮応力による磁区構造変化
○竹澤昌晃・福島啓子・森本祐治(九州工業大学)・中野善和(三菱電機)
本研究では、モーター内部の環境を想定して、応力に加えて熱も印加された際のネオジム磁石の磁区構造変化を観察した。100 MPaの圧縮応力と75℃の熱を加えた後、磁区コントラストの変化が観察された。加熱のみでは変化しない結晶粒において、応力と熱の印加によって不可逆減磁が発生することが分かった。