電気学会全国大会講演要旨
3-032
スケジューリングコストを考慮したリアクティブスケジューリングの基礎的研究
◎杉川 智・井上雄紀(大阪工業大学)
近年,消費者ニーズの多様化,迅速な納期回答の要求などにともない,動的な生産スケジューリングの果たす役割はますます重要となってきている.動的な生産方式にリアクティブスケジューリングがあり,これまでに様々なアプローチでその有効性が示されている.しかしながら,リアクティブ・スケジューリングの研究は,限定的あるいは個別な状況の下でスケジュール生成についての手続き的な話題がほとんどであり,より汎用的な研究が少ない.本研究では,リアクティブ・スケジューリングに対する形式モデルの構築の一環として,リアクティブスケジューリングの統合的なモデルを提案する.