電気学会全国大会講演要旨
3-044
情景動画像を用いた夜間における最高速度標識の認識に関する基礎検討
◎鈴木和人・藤田尚人・景山陽一・石沢千佳子・西田 眞(秋田大学)
道路上において、前方向の環境情報である道路標識を自動で検出・認識し、得られた情報を道路利用者に提示することは、道路交通の利便性や安全性の向上に有効である。一方、夜間において、最高速度違反による死亡事故率が著しく高いという問題が挙げられる。筆者らはこれまでに、車載したカメラによって夜間に取得された情景画像を対象とし、最高速度標識を認識する手法を提案した。しかしながら、最高速度標識と車両の距離が遠いことに起因して色情報の取得が困難となり、最高速度標識を誤棄却する場合を認めた。そこで本稿では、情景動画像を対象とした夜間における最高速度標識の認識を目的とし、画像相関法を用いた最高速度標識の認識に関する検討を行った。