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フラッシュメモリストレージにおける効率的圧縮データ格納・管理方式
◎河村篤志・新井政弘(日立製作所)
NANDフラッシュメモリの多値化・微細化技術は,ビットコストを改善する一方で,データ保持特性の悪化を招いている。そこで,デバイス内でデータを圧縮することによる,装置長寿命化が提案されている。直接的な書込量削減に加えて,フラッシュメモリ上の有効データ占有率が減り,Garbage Collectionが効率化されライト量が低減されることが期待できる。しかし,圧縮データは圧縮後サイズが可変となることから,従来の固定長前提の論物変換方式の拡張が課題であり,特に,フラッシュメモリの書き込み単位である物理ページ境界を意識する必要がある。本稿では圧縮データを効率的に管理・格納する論物変換方式を提案する。