電気学会全国大会講演要旨
3-093
水素センサの応答時間測定システムの開発
◎安部光政・大井川 寛・池沢 聡・植田敏嗣(早稲田大学)
接触燃焼式水素センサの特性評価には、ガスを混合するためのチャンバが一般的に用いられている。しかし、センサの応答時間に対して、チャンバでのガス混合の応答速度が非常に遅いため、問題となっていた。そこで、より正確な応答時間を測定するために、ガス混合チャンバの体積を下げ、ガス混合の応答速度を改善したシステムを設計・試作した。自作した接触燃焼式水素センサ自身の応答時間と開発したシステムの応答時間から応答時間を測定できる可能性が得られた。しかし、現システムではセンサとチャンバの応答時間に十倍程度の差があり、精密測定には今後の実験評価が必要である。