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NOTES での生体内圧力センサにおける照度および温度変動への対策の検討
○前田祐作・前田光平・綿谷一輝・中川智明・小原英幹・森 宏仁・高尾英邦(香川大学)
近年,患者への負担が少ない,内視鏡手術等の治療技術の開発が盛んに行われている。しかし,これらの治療技術は取得可能な情報が視覚のみという問題が存在する。例えば,内視鏡手術時における送気圧が不明な場合,腫瘍診断における誤診などのリスクが存在する。また内視鏡手術においては,温度や内視鏡光源照度が治療中不規則に変化するため,これらの変動への耐性を有した測定手法が必要となる。これまで我々は,体内動作を可能とする圧力センサの製作,内視鏡への実装,動物実験における検証を行ってきた。本研究では,照度および温度変動への耐性を有した圧力センサデバイスの設計と,その評価結果について報告する。