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モーションセンサによる振戦の定量化に関する検討
◎加地浩誠・菅野正嗣(大阪府立大学)
振戦とは、パーキンソン病患者などに見られる無意識的に頭部、躯幹、手指などに起こる筋肉の無目的規則的な運動であり、在宅医療の現場では、現状では目視によって測定されている。社会の高齢化が進み、在宅でのリハビリテーションの機会が増すにつれ、振戦の状態を客観的なデータとして取得することは重要になると考えられる。本研究ではLeap Motionを用いて振戦の定量的な測定を試みた。その結果、振戦に関するデータを取得することができ、ノート型PCとLeap Motionを持参することで、在宅医療の現場で振戦を測定することが可能となった。