電気学会全国大会講演要旨
4-104
昇圧機能を有するLソースインバータの提案
○松井景樹・大石英司・河田恭孝(みんな電力)・安林幹翁・梅野正義・内田秀雄・長谷川 勝(中部大学)
インバータでは直流電圧を昇圧して使う用途が多く、一般には一段目に昇圧コンバータ(BC)を用いている。系統連系を行う太陽光発電や電気自動車などの交流モータの駆動用電源などがそれである。通常このように回路を2段構成として使用している。電気自動車では同様な送電効率向上の他、より高圧のモータを使用することで大幅な効率改善が認められるためである。このようなことから昇圧用のBC設置が必然的となり複雑な2段構成となる。これに伴う制御回路も倍増し回路を構成する素子の増設など高コスト化することは避けられない。本研究は素子の増設することなく単体で昇圧機能を有するインバータ構成を提案するものである。