電気学会全国大会講演要旨
4-133
100 kHz帯域磁界発生装置の基礎検討
◎松原壱樹・和田圭二・鈴木敬久(首都大学東京)
著者らは先に, 生体影響評価用を目的とした20 kHz帯域の磁界発生装置の設計・製作を行ってきた。近年,無線電力伝送(WPT)システムの研究・開発が積極的に進められており, 100 kHz帯域の周波数を用いたkWクラスの電力伝送の実装が検討されている。本研究ではスイッチング素子にSiC-MOSFETを使用した電圧形インバータ及びLC共振回路を用いて生体影響評価用100 kHz帯磁界発生装置の設計を行い,ソレノイドコイルに30 Aの電流を流して6.5 mTの磁界発生装置を試作したので報告する。