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渦形コイルを用いた磁界結合型無線電力伝送システムにおける回路形式の検討
◎高橋和史・岩渕大樹・相知政司(千葉工業大学)
無線電力伝送は,携帯電話や家電機器,電気自動車や医療機器等への応用が期待されており,近年,盛んに研究開発が行われている技術である。しかし,これまでの研究では,回路形式について詳しく言及している研究が少なく,十分な検討がなされているとは言い難い。そこで,本研究では3種類の回路形式について,電磁界解析と回路計算を用いて得られた,距離ー出力電力特性,距離ー効率特性より比較を行い,各形式の特徴を検討した。結果,送電コイルから離れた位置にある受電コイルに無線電力伝送を行う場合,出力電力が大きく,効率が最も高いのは受電側分離形であるということが明らかになった。