電気学会全国大会講演要旨
4-219
フォークリフト転倒防止システムの構築
◎山本慈英・笠原美左和(都立産業技術高等専門学校)・森 泰親(首都大学東京)
機械技術の発達に伴う、生産や流通の合理化によりフォークリフトの需要が増え続けている。しかし、後輪操舵、不安定な重心、視界が荷物によって遮られる、車両重量が重い、など、フォークリフトは通常の車両と大きく異なった特性を持っている。操縦者が安全管理を怠った結果、車両の重心位置が崩れ、重大な事故につながっている。そこで、本研究の目的は重心を安全な位置に引き戻すことで転倒を防止するシステムを構築することである。転倒防止システムを構築するためにはフォークリフトの転倒条件を詳細に知らなければならない。そのため本稿では研究の初期段階として製作したフォークリフト転倒実験用モデルを構築する。