電気学会全国大会講演要旨
4-231
ビルマルチ空調電力の高速デマンドレスポンスにおける室温副作用の短時間予測モデル
◎永田雄介・奈良村 拓・蜷川忠三(岐阜大学)・森川純次(三菱重工業)
最近,ビル空調設備群の消費電力抑制による高速デマンドレスポンス(FastADR)が研究され始めている。多くのビル空調群からの電力抑制応答をアグリゲート(収集)するためには,数分先の応答を定量的かつ正確にに予測することが望ましい。本論文では,実際のビル空調時系列データからニューラルネットワークにより統計予測モデルを構築し,FastADR電力抑制に対する5分後の電力変化と室温悪化トレンドの予測誤差を検討した。