電気飛行機、太陽電池飛行機を実用化するには、モータの超軽量化がキーテクノロジーになる。そこで、ワイヤレス電力伝送の電磁共振結合技術をベースとし、磁気回路の鉄心が不要で高出力を発生できる回転電機を得るための基礎研究を行っている。本発表論文では、電磁共振結合モータのエネルギー変換器としての可能性と基本特性について述べる。方法として電磁界共振結合方式を利用し、誘導機の固定子と回転子間で電力を伝送してエネルギー変換を行う。また誘導される電流にはすべりがあるため、回転子にはすべり周波数に応じてコンデンサの容量を変更して電気的なカップリングを強めたモータの解析とした。