電気学会全国大会講演要旨
5-039
順・逆突極変換モータの基本特性と磁化特性
◎松田康暉・堺 和人(東洋大学)
モータの消費電力量の低減が電気自動車の一充電走行距離と電費の向上に大きく寄与すると考えられている。また、電気自動車に使用されているモータには幅広い可変速駆動と全運転範囲での高効率が求められている。そこで、本研究では永久磁石モータの磁石を磁化することにより、埋め込み磁石モータ(IPM)の特徴である突極性を可変できるモータを提案する。永久磁石モータは突極性から順突極(flux-intensifying)と逆突極(flux-weakening)の2つのタイプがあり、これらの特徴を活かすとモータの出力特性、省エネルギー化の向上の可能性がある。 本稿では、1つの回転子構造で順突極と逆突極の特性を持つ順・逆突極変換モータ(RS-IPM)を提案する。