電気学会全国大会講演要旨
5-063
補間法による非適合FEMの収束性に関する検討
◎直江宅杜・野口 聡・五十嵐 一(北海道大学)・Vlatko Cingoski(University "Goce Delcev" -Stip)
有限要素解析において,隣接要素の接合面で整合が取れていない(非適合)メッシュに対しては、従来の有限要素法をそのまま適用することができない。そこでこれまでに、このようなメッシュを取り扱うことができる非適合有限要素法がいくつか提案されているが,本研究では部分領域の接合面の一方の面上の辺に割り当てられた未知数を他方の面上の辺の未知数の線形和で表すという方法(ここでは補間法と呼ぶ)を採用する。補間法では、すべての辺をマスター辺とスレーブ辺に分類するが、解析の際には,マスター辺とスレーブ辺を関連付ける行列を作成する必要がある。ここで作成される行列の計算精度が解析精度に与える影響について調査したので、その詳細について報告する。