電気学会全国大会講演要旨
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永久磁石リニア同期モータの推力脈動と誘導起電力の歪率
◎坂田 冴・平野 遥・田原俊司・小川幸吉(大分大学)
極あたりのスロット数が比較的少ない4極3スロットのハルバッハ配列の永久磁石リニア同期モータの推力の脈動率低減法として,電機子構造を単一構造から二重構造に置き換える方法がある。さらに,可動子を積厚方向に3分割し変位させることで,推力脈動率,誘導起電力の歪率とも軽減することを確認したので報告する。数値計算の結果,3分割後変位することによって、推力脈動率は33.4%から5.8%に改善され、誘導起電力の歪率は5.6%から2.5%に改善された。