磁気浮上搬送装置は半導体製造工場などにおいて利用されている。しかし，従来は搬送装置に搭載されたバッテリーを充電するために停車する必要があった。そこで我々は磁気浮上搬送装置への磁界共振結合方式を用いた走行中給電を開発している。今回は磁界共振結合方式の送受電アンテナに従来使われてきたループアンテナに加え，ヘルムホルツコイルを組み合わせ電力伝送効率を測定した。その結果，送電側にヘルムホルツコイル，受電側にループアンテナを配置した場合が最も高い効率を維持しつつ電力を走行中に供給出来ることを確認した。