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次世代総合運行管理システム構築に向けたデータ体系化の取組み
○中村達也・落合 統・北井政司(西日本旅客鉄道)・澤井真二(NSソリューションズ関西)
JR西日本では現在中期経営計画において次世代総合運行管理ステム構想策定に取組んでいる。この構想は多系統に跨る数多くの業務が複雑に絡み合い、未だに多くを人手に委ねている列車運行当日のオペレーションを、全体最適な視点から新しい仕組みに変えていくことを目指すものである。列車運行のような巨大な対象全体の変革のためには、予め将来目指すべき業務の姿を描いた上で、取り扱う情報を体系的に整理しておくことが肝要である。本稿では、データ体系化と呼んでいるこの活動について、現在進めている具体的な手順と、これまでの取組みの実例について紹介する。