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新幹線高架橋基礎のFDTD法による大地電位上昇の検討
○米澤 要・望月 翔・小林健太・高橋祐一(サンコーシヤ)・藤田浩由・新井英樹(鉄道総合技術研究所)・中原 瞬・横田倫一(鉄道建設・運輸施設整備支援機構)
実際に建設中の新幹線高架橋の現場において、鉄筋コンクリート製の高架橋基礎の大地電位上昇を、雷インパルス試験器を使って測定した。実験では、現場の大地抵抗率や試験体のサイズ測定など試験条件の確認を入念に実施した。後日、実験条件と極力同じ条件で、数値電磁界解析手法の一つであるFDTD法を使って大地電位上昇の計算を行った。
実測値と計算値を比較した結果、電流波形の立ち上がりの時間帯で、実測値にLC成分の影響と考えられる振動が見られ差異が認められたが、定常時で良好な一致が見られた。
今後、雷対策効果の定量化を目的に、更なる検討を実施する予定である。