新幹線における電源突合せ箇所には、列車が高速で通過できるように切替セクションを設け列車位置に合わせて電源切替を行っている。 この切替セクションの中セクションに接続される避雷器カウンタが動作する事象は確認されているが、北陸新幹線においては、本線用変電所と車両所用変電所の電源突合せ箇所で、切替セクションの車両所側に接続される避雷器カウンタのみ動作する事象が発生している。 当該切替セクションは車両所から本線（順線）、本線から車両所（逆線）と進入パターンが2通り存在する。 この特有のき電回路構成に着目し、車両所側避雷器カウンタのみ動作する原因を解明するために、カウンタへ流れる放電電流測定を実施した。