電気学会全国大会講演要旨
5-176
電力貯蔵装置における導入効果推定方法の検討
◎飯野友記・日野政巳・阿部正太朗・中尾勝利・工藤毅進・林屋 均(東日本旅客鉄道)
直流電気鉄道における省エネルギー化に向けた取り組みとして、車両の制動時に発生する回生電力を一時的に貯蔵し、負荷の状況により放電することでより効率的に使うことができる電力貯蔵装置の導入が進められている。当社でも2013年2月に青梅線拝島変電所、2014年3月に高崎線桶川変電所にてリチウムイオン電池を使用した電力貯蔵装置を導入し運用している。本稿では、桶川変電所に導入された電力貯蔵装置について、リファレンス変電所における年間のき電電力量の比率を用いた方法と気温差による影響を考慮した方法の2 通りの手法により年間の導入効果の推定をおこなったので報告する。