電気学会全国大会講演要旨
5-177
フライホイール式電車線電力蓄勢装置電力変換装置用制御機能のディジタル化
小西勝久・◎手操亮裕・小野里航平(東芝三菱電機産業システム)・大鳥郁朗(京浜急行電鉄)・藤田敬喜(三菱電機)
直流電鉄用に実用化されたフライホイール式電車線電力蓄勢装置は、1988 年に京浜急行電鉄(株)逗子フライホイールポストに設備されてから、現在まで27 年の長期にわたって運用されている。本装置で、フライホイールの蓄勢・放勢の制御を行っている電力変換装置の制御盤は、設備導入時にシーケンサ・アナログ制御基板を使用して制御機能を構築している。 しかし、長期間の運用において、シーケンサ・アナログ制御基板の保守が困難な状況にあり、今後も継続して装置を運用するために、シーケンサ・アナログ制御基板で構築されていた制御機能をディジタル化して更新することとなった。 本稿では、2015 年に実施した制御盤更新工事の概要について報告する。