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駅係員が扱う保守工事支援システムの開発
◎五十嵐翔太・島田喜久雄・曽我寿孝(西日本旅客鉄道)
JR京都・神戸線で実施する線路の保守工事においては、平成15年度に導入した「施設・電気運転取扱システム(以下「既存システム」という)」により輸送指令員と保守係員とが工事に必要な安全の手続き(以下「線路閉鎖手続き」という)を行っている。しかし、駅係員と保守係員とが線路閉鎖手続きを行う場合は、既存システムによる支援が不可能であり、口頭により手続きを行っているため、ヒューマンエラーのリスクが存在している。そこで、平成26年度より、駅係員が扱う保守工事の支援を目的とした「駅扱工事支援システム(以下「本システム」という)」の開発に着手することとした。本稿では、平成28年度(予定)の試験運用に向けて開発を進めている本システムの概要について報告する。