電気学会全国大会講演要旨
6-024
真空バルブの真空度低下検出のためのアンテナ開発
◎長 広明・藤井祐樹・塩入 哲・佐藤純一(東芝)
受配電機器は、電力の安定供給のため高い信頼性が求められており、点検による健全性の確認が行われる。真空遮断器の主要な構成部品の一つである真空バルブにおいては、絶縁性能を保つうえで必要な真空度の健全性の評価は、従来、真空バルブの極間に高電圧をかける手法が用いられてきたが、停電措置や真空バルブを取り外す必要があり、運用面・コスト面への影響が少なくないため、活線での評価手法が望まれていた。本報告では、活線状態で真空度の健全性を評価する手法を検討した前報の結果に基づいて電磁波センサを設計し、検出性能を検証した結果を報告する。