電気学会全国大会講演要旨
6-030
ケイ砂封入空間での直流遮断過程におけるアーク電圧
◎上田祐介・横水康伸・松村年郎(名古屋大学)・高木慎一郎(太平洋精工)
車両駆動系としてハイブリッド方式あるいは電気モータ方式が採用され,DC電源電圧が高電圧化,また短絡電流が増大している。このため,ヒューズには高遮断容量化への対応が求められている。筆者らはヒューズにおける直流遮断に関して,遮断時間の短縮および遮断容量の向上を目指している。本報告では,基礎特性の把握としてケイ砂封入空間におけるアーク電圧を測定した。DC 2,400 A条件ではアーク電圧として40〜60 Vが測定された