電気学会全国大会講演要旨
6-044
真空アーク内の金属蒸気密度測定に基づいた集中モード持続時間の電極材料依存性評価
◎稲田優貴・松岡成居・熊田亜紀子・池田久利・日髙邦彦(東京大学)・塩入 哲・市川貴善(東芝)
本稿ではCu電極とCuCr電極を対象に、集中モードの持続時間をシャックハルトマンセンサを用いた二次元金属蒸気密度分布測定により評価した。絶縁破壊後10usの時刻ではCu電極の場合、多量の金属蒸気が両電極から発生しており集中モードの様相を呈していた。一方、CuCr電極ではアノードからの蒸気発生が見られず、同時刻においては既に集中モードの次の過程である拡散モードへと移行していた。