電気学会全国大会講演要旨
6-048
部分放電開始電圧におけるN2, CO2, Dry airおよびSF6の放電電流特性に関する基礎検討
◎白石智也・園田豊朗・大塚信也(九州工業大学)・井波 潔・羽馬洋之(三菱電機)・植田玄洋・岡部成光(東京電力)
SF6ガスはガス絶縁開閉装置(GIS)の絶縁媒体ガスとして広く使用されているが、地球温暖化係数(GWP)がCO2の約22800倍と非常に大きいことから、環境負荷の小さなガスの研究が行われている。著者らはこれまで、環境低負荷ガスであるN2、CO2とDry airを対象に、雷インパルス電圧下における準平等電界と不平等電界下での絶縁破壊特性を同一条件で体系的に調べてきた。また、その結果をSF6ガスと比較検討してきた。本論文では、これらガスの部分放電特性の基礎検討として、交流電圧印加時のPDIVにおける部分放電電流を取得し、波形パラメータの比較検討を行った。