電気学会全国大会講演要旨
6-051
GIS内部の部分放電発生場所と外部センサ感度の依存性
◎木村敬一・村瀬 洋(愛知工業大学)
ガス絶縁開閉装置(GIS)の絶縁診断法として、絶縁破壊の前兆現象である部分放電により発生する電磁波の検出が注目されている。本研究は、GIS内部で発生する部分放電の電磁波を、その外部に設置したセンサ(アンテナ)により検出する方法に関する。アンテナにはGIS外部のスペーサフランジ面に密着する形状となっている薄型曲面スロットアンテナを用いた。信号源には部分放電模擬パルス発生器を用いて、パルス波をGIS内部の母線に注入し、部分放電の発生場所とアンテナの感度特性について依存性を調査した。本稿はこの依存性の調査を行っている。