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総消費電力時系列からの給湯機消費電力の抽出
○近藤潤次・坂田大画(東京理科大学)
負荷制御は,需要家機器との通信を可能にするスマートグリッドと共に普及していく可能性がある。中でも,給湯機(ヒータ式電気温水器およびヒートポンプ給湯機)は1台当たりの消費電力が数kWもあり,かつ需要家利便性を損なわずに電力消費タイミングを数時間もずらせる,最も有望な可制御負荷の一つである。一般家庭における給湯機の電力消費特性を把握するには,実運用下での計測データが必要であるが,そのようなデータは非常に限られている。本研究では,群馬県太田市の需要家553軒で計測された総消費電力データからの給湯機消費電力の抽出を試みた。