電気学会全国大会講演要旨
6-097
最適電源構成モデルによる東日本の電力系統での太陽光・風力発電大量導入に関する分析
○小宮山涼一・藤井康正(東京大学)・永富 悠・小笠原潤一(日本エネルギー経済研究所)
太陽光,風力発電といった出力間欠性電源の電力系統への大量導入が,需給調整力の必要量や需給調整コストの増加等をもたらすとして懸念されている.筆者らは既に電気学会標準系統モデルに基づき,沖縄を除く全国の電力基幹系統を135ノード,166本の送電線でモデル化し分析を行った.本稿では東日本の系統モデルを最新の情報に基づき更新し(64ノード,80本の基幹送電線),2030年の需給状況を想定して数値シミュレーションを実施し,太陽光・風力発電の東日本での大量導入に向けた課題を検討する.