電気学会全国大会講演要旨
6-098
期待効用理論に基づく事業価値評価に使用する効用関数のパラメータ推定
◎井手裕太・宮内 肇(熊本大学)・三澤哲也(名古屋市立大学)
プロジェクトの価値評価を行う際、純現在価値法(NPV法)が広く用いられている。しかしながら、NPV法では事業のリスクや事業者のリスクに対する態度を正しく評価することができない。我々は、リスクを含めて評価する手法として効用関数を用いたUNPV(UNPV:Utility indifference Net Present Value)法を提案している。UNPV法はリスクを含めて評価をすることができる一方、事業者の満足度を表す効用関数のパラメータを推定することが困難である。 本研究では、現実のメガソーラー事業を基に、効用関数のパラメータであるリスク回避度βの推定を試みる。