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再エネ変動電源導入が火力機起動停止に及ぼす影響
○豊田淳一(東北大学)・松本光裕・千田卓二(東北電力)
再エネ電源(VRES: Variable RES)の導入が進むと、再エネ電源を織り込んだ残余需要の調整力を担う火力機の起動停止回数が増加すると予想される。再エネ電源の導入が火力機の起動停止回数にどのような影響を及ぼすのか、簡単なモデルによる評価を行ったので報告する。需要のモデルは、再エネ電源なしの需要から再エネ電源の発電量を差し引いた残余需要を想定する。残余需要を供給する火力機は、年間を通じて運転を継続するベース機と同一容量の起動停止が可能な一群の火力機から構成されていると仮定して分析している。ベースとなるデータは、東北電力「でんき予報」の2008年度より2015年度に至る7年度分の東北地域時間電力需要と、気象庁「気象統計情報」の全天日射量や風速を用いている。