電気学会全国大会講演要旨
6-126
安定化制御量を考慮した系統縮約手法
◎下尾高廣・矢口航太・木村 操・小俣和也・石原祐二・前田隆文(東芝)
近年、電力系統は大規模化、複雑化しているため、電力系統をモデル化した電力系統モデルも、大規模化、複雑化することになる。そこで、あらかじめ元の電力系統モデルである原系統モデルを簡略化した縮約系統モデルを作成する縮約手法が用いられている。本論文では、メタヒューリスティクスの1つである差分進化法を活用し、原系統モデルと系統の事故時の動特性を合わせこむことで、安定化に必要な制御量の誤差を低減する系統縮約手法を提案する。