6-152
配電系統の実負荷予測における誤差の要因分析
○佐野常世・伊藤広和・瀧ケ崎 光(東京電力)
配電系統の実負荷電流を予測する研究において、急峻な負荷の増減を伴うロードカーブを有する配電系統は、形状を表現することができないという課題がある。その一因としては、配電系統からの供給量の大部分を一部の需要家で占めるような系統の場合、その需要家の電力使用パタンに系統全体のロードカーブが支配されるため、電力使用パタンが特殊な場合は予測モデル式が急峻な負荷の増減に追随できない。本論では、この実態を検証し、改善手法について述べる。