電気学会全国大会講演要旨
6-153
配電系統の実負荷推定のための負荷変動分析
○宋 鈺婷・小出 明・辻 隆男・大山 力(横浜国立大学)
PV装置の普及率が増えることに伴って、配電系統運転に関する電圧と電流の管理は難しいである。この管理問題を解決するため、アクティブな系統再構成方法が実施される。者らはこれまでに,センサ計測情報を活用した配電系統の状態推定手法の提案を進めてきた。例えば文献(3)では,各ノードの実負荷の変動を正規分布によりモデル化し,低圧配電線末端のPCSの無効電力制御量の推定手法が示されているが,同手法は実負荷の推定にも有用なアプローチと考えられる。しかし同文献では,実負荷の確率的変動モデルの詳細については述べられていないため,更なる検討が必要と考えられる。そこで本稿では,文献(4)において公開されている住宅地域の負荷変動の実測データに基づいて,負荷変動の確率モデルの分析を実施した