近年、災害時における太陽光発電システム（PV）と蓄電池を用いたシステムの利用が注目され、家庭用蓄電池の販売もされている。しかし、オール電化住宅を想定したものは少ない。そこで、災害時を想定したオール電化住宅の消費電力量を調査し、最小限のPV容量及び蓄電池容量で電力供給する方法を検討した。冬季に1週間の停電が発生するものとして、その日の発電量や蓄電池残量などによって負荷に制限をかけるアルゴリズムを作成した。アルゴリズムを導入後では、導入前に比べPVの発電に沿った負荷の消費を行えるようになり、必要となるシステムの大きさは実演可能なレベルとなった。