電気学会全国大会講演要旨
6-243
3分割3連系センサ開閉器計測データを用いた集中電圧制御での不感帯幅の影響評価
◎金子曜久・高橋 諒・赤木 覚・吉永 淳・林 泰弘(早稲田大学)
センサ内蔵開閉器の計測情報をもとに,配電系統電圧を管理する集中型電圧制御手法が研究されている。センサ開閉器は導入段階であり,コスト面からまずは3分割3連系地点の自動開閉器の取り換えが想定されている。ただし,部分的に導入されたセンサ開閉器の計測情報のみでは,配電系統全体の電圧を適正範囲に収めることは難しい。そこで,本稿では3分割3連系地点にのみ導入されたセンサ開閉器の計測情報を用いた集中制御において,不感帯幅が電圧制御に与える影響をPV導入率の観点から評価する手法を提案する。さらに,提案手法の妥当性を検証するために数値計算を行い,センサ開閉器が十分に導入された場合のPV導入率との比較検討を実施する。