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EV充電電力需要の柔軟性に関する一考察
○篠田幸男・丸田 理・高橋 真(東京電力)
CO2大幅削減と自給率向上を実現するため、再生可能エネルギーを最大限有効活用することが政府目標として掲げられている。しかしその実現には、再生可能エネルギーの不安定性を補完するための対策が必要となってくる。その一つとして柔軟性のある電力需要の造成が考えられる。電気自動車(EV)は、充電するタイミングにある程度の自由度がある柔軟性のある需要の一つと考えられる。そこで本稿では、H17年度道路交通センサスオーナーインタビュー調査結果から得られた現状の内燃機関自家用乗用車の走行状況からEV充電需要の柔軟性ポテンシャルを推定した。