電気学会全国大会講演要旨
6-289
アークを伴う断線における末端側断線検出への影響評価
◎古川直樹・佐々木祐輔・湯川 勝・北野豊和・宮里健司(ダイヘン)・宮元英樹・小池 健・山本享慶・伊藤隆治(関西電力)・岡田有功(電力中央研究所)
配電線の供給支障事故のうち、断線による事故は供給支障だけでなく、公衆災害につながるリスクがあるため、早期に発見することが望まれる。我々はこれまで、電流変化を捉えることで断線箇所より変電所側の開閉器で末端側断線を検出する手法を提案し、実用化に向けて実規模大の断線試験を行ってきた。これまで報告してきた末端側断線検出では、断線が瞬時に発生することを想定し、アークがほぼ発生しない検証を行ってきたが、応力腐食断線等のアークを伴う断線様相での検証は未実施であった。そこで、今回、アークを伴う断線様相を模擬した試験を実施し、提案手法に及ぼす影響について調査した。