電気学会全国大会講演要旨
7-012
分散フォトダイオードを用いた太陽光パネルへの雲影到達予測
◎野村凌兵・Bilguun Amarsaikhan・針谷 達・須田善行・滝川浩史(豊橋技術科学大学)
分散フォトダイオードを用いた太陽光パネルへの雲影到達予測太陽光発電の普及に伴い,系統の安定性確保が課題となっている。太陽光発電の短期的出力変動の要因の一つに雲影の影響がある。この雲影の動きを事前に予測することが本研究の目的である。本研究では,位置が既知の4点のフォトダイオードを用いることで雲影ベクトルを算出し,太陽光パネルへの雲影の到達を検証した。フォトダイオードと太陽光パネルの出力の変化の相関を取り,同じ雲影が到達していることを確認することで,雲影の到達時間を算出することができた。雲影の到達を検証することができたことからモニタに先に雲影が到達した場合,雲影の挙動を予測することが可能であろう。